【初心者向け】新NISAってなに…?今までのNISAとの違いは?
こんにちは。2024年から新NISAが始まりましたね。
新NISAってなんやねんって感じの方、いませんか?よくわからんから放置してる~という方もいらっしゃるのではないかと思います。
もし新NISAについて正しく理解することができ、誰よりも上手に活用できて将来の蓄えが増えて、将来やお金の不安から解放されて、今をより楽しく過ごせるようになったら、めちゃくちゃ嬉しくないですか?
ちょっと小難しく文字が多い回にはなってしまいますが、この機会にぜひ、理解してもらえたらと思います。えいっとまとめてみたので、ぜひ読んでみてくださいね。
超初心者向けに、従来のNISAとの違いや新NISA制度のポイントをまとめて解説していきます。
【結論】新NISAとは
- 2024年から始まる制度
- 投資できる上限非課税枠が大幅拡大(年360万!)
- 非課税期間も無期限!
投資初心者でも新NISAを活用することで、将来的に資産を大きく増やすことが期待でき、老後の資金準備やまた子供の教育資金など…将来のお金の悩みも減りそうです☺
新NISAを通じて投資を学び資産運用の第一歩を踏み出しましょう!
ここから詳しく解説していきますが、新NISAって よくわからないし…投資も意味不明…怪しいんじゃないの…と思っていた方でも、新NISAで投資を始めるイメージが湧くと思います。
そもそも従来のNISAとは…?
もともとあったNISAからわからない。
そんな方のためにまずは従来のNISAとは、といったところから確認していきましょう!
NISA:Nippon Individual Savings Accountの略
日本語に直すと「少額投資 非課税制度」
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにしているようです。つまり…投資の利益に税金がかからないお得な制度!
なのですが、まだあまりピンとこない方もいらっしゃるかと思うので、そもそもの 投資の利益に対する税金について、簡単に記載します。
本来、投資の利益には約20%の税金がかかるんです。
例えば、 投資した後に値上がりにより売却時に10万円の利益が出ていたとします!
ここの利益には約20%の税金がかかるため、2万円が税金として取られて、手元に残るのはなんと8万円になってしまうんです
しかし、これをNISA口座で行うと、利益に税金がかからず10万円の利益がまるっと受け取れるんです。
普通の口座だと利益に税金が約20%かかりますが、NISA口座なら利益に税金がかからずまるまるもらえるので、投資するならNISA口座を使うのが良いでしょう。
そもそも…NISAって儲かるの?損することはない?
NISA自体は投資の商品ではなく、ただの口座です。
したがって、どんな商品を選ぶのかどうかで利益が出るか、損失が出るかが変わってきます。
ただ、今の時代貯金をしても値上がりなどでお金の価値が下がってしまうので、投資をしてお金の価値を上げていくことは必須になってきます。
そんな中で非課税で運用できるNISAは使うっきゃないっ!ってことなんですね。
従来版 成人が利用できるNISAの種類
一般NISAと積み立てNISAの2種類がありました。
一般NISAとは
年間投資上限額(非課税枠):120万円(1月1日 ~12月31日までの1年間)
非課税期間(利益に税金がかからずに運用できる期間):投資をした年から最長5年
対象投資商品は、投資信託の他に上場株式などもあります。
購入方法にも制限がないので、一度にまとまった金額を投資する一括投資や、コツコツ積立する 積立投資が選べます。
積み立てNISA
長期投資をしたい人向けの設計
年間投資上限額(非課税枠):40万円(1月1日 ~12月31日までの1年間)
非課税期間(利益に税金がかからずに運用できる期間):投資をした年から最長20年
この年間の投資額40万円を12ヶ月で割った、約3万3000円が積立NISAにおける毎月の積立額の上限としてよく使われます。
また 積立NISAで選べる商品は、 低コストなど金融庁が定めた一定の条件を満たした投資信託などに厳選されているので、初心者でも迷わず選びやすいのも魅力です。
買付方法は積立NISAという名称の通り、積立投資に限定されています。
NISAは利益に税金がかからずまるまるもらえるのですが、永遠に税金がかからずに運用ができるわけではなく、税金がかからない非課税期間が決まっています。
例えば仮に、2022年に従来の積立NISA口座で投資をした分は、2041年で非課税期間が終わります。2023年に積立をした分は2042年で非課税期間が終わります。
このように、毎年積立をしたら非課税期間の終了は1年ずつずれていきます。ちなみに 非課税時間が終わる前に売却をしても 大丈夫なので、仮に2023年に積立をした分を2024年に売却しても大丈夫です。
非課税期間が20年ってなんだかすごいことなんですか?
たとえば、積立NISAの限度額である年間40万円を20年間 毎年積立して年間の利回りを5%と仮定すると、5年目はまだ27万円の利益なんですが、20年目にはなんと558万円もの利益に増えています!
利益が利益を生む福利効果が効いてくるため、こんなに増えるんです。
さらに、本来は500万円もの利益だと20%は税金として取れるため100万円程度は税金として払うのですが、積立NISAならこの20年間の運用データ利益が非課税になり、すべて受け取ることができるんです。
というか…年利で5%も増える商品なんてあるの⁉
たとえば、全世界株式の投資信託と米国株式の投資信託です。(資産運用の王道!)
全世界株式:先進国や新興国など世界中の株式3000銘柄に幅広く投資をするもので、過去30年で約7倍も上昇!過去30年間の平均利回りは年間で7.6%!
S&P 500:米国の代表的な企業500社に幅広く投資する投資信託。株は近年かなり好調なこともあり、過去30年間で約19倍にまで上昇。平均利回りだと年間で9.8%にもなっています。
今後も株価の上昇が期待できる理由
米国:移民の受け入れによって2100年頃までは人口増加が予想される貴重な先進国
全世界株式:世界全体で見ると人口はまだまだ増え続ける見込み。人口が増えることで経済成長と株価の上昇が期待できる。
新NISAとは?
では新NISAとは何なんですか?
ということなのですが、まずは変更のポイントからおさえていきましょう。
新NISA の変更点4つ
- 投資可能期間(非課税期間):恒久化、無期限化
- 年間上限額(非課税枠):積立投資枠120万円/年、成長投資枠240万円/年
- 生涯投資枠:1800万円
- 両者の併用:可能(年360万円)
【ポイント】
これまでにNISA口座で運用をしていた場合、2024年になると自動で新NISA口座が従来の積立NISA口座を利用している金融機関と同じところで作られます。
「従来の積立NISA」と「新NISA」は完全な別物なので、「従来の積立NISA」で今まで積立した分は、「新NISA」が始まっても、そのまま運用は続いていきます。
ただし、2024年になって「新NISA」が始まったら、もう「従来の積立NISA」口座での新規投資はできなくなります。
詳しく解説していきますね。
①投資可能期間(非課税期間):恒久化、無期限化
投資可能期間(非課税期間):いつまで新規の投資ができるかの期限
従来の積立NISA:期限付き(2042年まで)の制度
新NISA:期限ナシ
上記変更により、今後は20年後でも 30年後でもいつでも新規の投資ができるようになります。
例えば今年2023年に積立をした分は20年後の2042年で非課税期間が終わります。
しかし新NISA口座で投資した分は非課税期間が無期限のため、いつまでも税金がかからずに運用できるようになります。以下は積み立てのシミュレーションの例になります。
積み立て額:年間40万円
積み立て期間:20年
年利:5%と仮定
→20年目:元本800万円、利益558万円!
積み立て額:年間40万円
積み立て期間:恒久化・無期限化→30年間に延長!
年利:5%と仮定
→30年目:元本1200万円、利益1558万円!
1500万円もの利益だと、税金約20%で300万円は取られるところ、非課税期間が無期限になることで税金がかからず、まるまるすべて受け取ることができちゃうんです。
新NISAを活用することで、将来的な老後資金の準備やお子さんの大学資金、住宅購入資金の用意に役立てられそうですね。
②年間上限額(非課税枠):積立投資枠120万円/年、成長投資枠240万円/年
従来NISA | 積立投資 40万/年 | 一般NISA 120万/年 |
新NISA | 積立投資 120万円/年 | 成長投資 240万/年 |
積立NISAは今まで月3万3000円程度しか積立ができませんでしたが、今後は積立投資枠として最大で月10万円の積立も可能になります。
さらに従来の一般NISAの枠である成長投資枠との併用も可能で、成長投資枠は年間240万のため月に直すと20万円!
先ほどの積立投資額月の合計で最大月30万の積立ができます。
ただし気をつけなければならないのは、普段の生活への影響についてです。非課税枠が拡大しても普段の生活に支障が出ないように、積立額は無理のない範囲で決めましょう。
③生涯投枠の設定 1800万円!
これは今回の新NISAによって新しく出てきた話です。
その名の通り、新NISAを利用する際に一生涯で投資できる上限額です。
元本+利益ではなく、元本のみの枠のことです。
新NISAは非課税枠が360万と拡大しましたが、無制限に使えると高所得者への優遇と見られてしまうためです。
1800万を最速で埋めることを考えると…積立投資枠年120万、成長投資枠年240万の合計360万を5年間続ければ1800万の上限に達すので、あとは放置して運用してもOKではあります。
④積立投資枠と成長投資枠の併用が可能
積立投資枠の年120万と、成長投資枠の年240万の併用が可能なので、最大で年360万まで投資ができます。
以前より多くの資金を新NIISAで投資することができるため、まとまった資金がある方は新NISAを活用して資産形成を加速させることができます!
ただしもちろんとりあえず月数千円から始めるなど、少額からのスタートでも大丈夫です。
新NISAに向けて行いたいこと
ネット証券で新NISA口座開設の手続きをしておきましょう。
積立投資は一度設定すれば、積立を今後自動でやってくれるので日々の手間もかかりません。
これで将来的に利益が期待できて、しかもすべて非課税で受け取れるので新NISAの投資は忙しい人にもぴったりです
新NISAはどこで始めるのがいいの?
- NISA口座は同じ年に一つの金融機関でしか開設ができない
- どの銀行や証券会社で初めても口座開設自体は無料
- 金融機関により積立NISAの商品ラインナップが異なる
- 大手の銀行などでは数銘柄からしか選べないことが多い
なので………
商品のラインナップが豊富でポイント還元などのメリットも充実しています。
手数料も安いため、基本ネット証券を選んでおくのがおすすめです。
人気なのは、SBI証券や楽天証券です。
まとめ
ここまで新NISAの魅力をお話してきました。
2024年から始まる新NISAは、今までのNISA制度と比べて投資できる上限非課税枠が年360万と大幅に拡大しました。非課税期間も無期限で運用ができる点で大きく進化しています。
投資初心者の方も新NISAを活用することで、将来的に資産を大きく増やすことが期待できます。それにより、老後資金準備やお子さんの教育資金など、将来のお金の不安もぐっと減り、今を楽しめる人も増えるのではないでしょうか。
ちなみに、新NISAを始めた後はほったらかにしておきましょう。値動きはどうしてもありますが、長く運用することできっと回収できるはずと信じて経過は見ずに気絶…です。
新NISAを通じて投資を学び、資産運用にチャレンジしてみましょう
最後に、ここまで見ていただきありがとうございました。